原因③ステンレス

ステンレスも金属アレルギーの原因になり得る

金属アレルギーは起こりにくいといわれるだけ

Stainlessの意味は、stain (しみ、汚れ) という単語と less (ない) とい2語が合わさった複合語になり、よく皆さんに知られている通り、錆びにくい、汚れにくい金属になっています。イオンになりにくいという性質もあるため、金属アレルギーは起こりにくいとされています。

金属アレルギーになってしまうのは、呼び水となる汗と金属が反応してタンパク質が発生し、肌にしみ込んでしまうためで、これをイオン化というのですが、ステンレスはそうなりにくいというものです。

ただし、ステンレスという素材はなく、ステンレスは鉄、ニッケル、コバルト、クロムなどを配合した合金です。4大アレルゲンといわれる中の2種類ニッケル、コバルトが入っていますから金属アレルギーになりにくいというのは不思議かもしれませんが、配合によって金属アレルギーになりにくくなっているようです。

最近では、医療用で使用されるサージカルステンレス(SUS316という合金)を使用したアクセサリーもあり、ピアスの穴を開けるピアッサーも、このサージカルステンレスが使用されているといいます。ステンレス合金が一層進化した合金だといえるでしょう。

このように、医療分野でステンレス素材が活用されている実績はありますが、どの金属でもアレルギーになる可能性はゼロではないのです。この世に、絶対アレルギーにならないと断言できる金属はないといわれています。いつ、誰が、どの時点で、どの金属に反応してしまうかは誰にもわかりませんから、特に汗をかく夏場は注意をしたいものです。

ステンレスに含まれる合金素材が問題

ステンレスに含まれるニッケル。最も金属アレルギーを起こす原因だという専門家もいるほどで、ヨーロッパでは、皮膚に触れる製品に限ってではありますが、使用規制がかかっています。日本では規制がないため、ステンレスなら安全だと信じている方も少なくないでしょう。ステンレスは合金で、金属アレルギーは起こるのです。